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August 06, 2009

014:煮のお歌

今日は014煮のお歌です。
煮物系か煮えたぎる心系かと思いましたがどっこいそれ以外の視点もたくさんあり、
いやはやすごいなとあ思う次第です。

関係ないですけど、こうやってブログという手軽な表現手段ができて、たくさんの「有名ブロガー」さんって
出てきましたよね。
たぶん、清少納言や兼好法師も今の世に生まれていれば有名ブロガーの一人のような気がするんです。
日記がずいぶんオモシロイだなんて!(罰当たりな)(つーか普通にちゃんと作家さんになってるよきっと)

日本人って万葉集の時代から一般庶民の表現力が大したもんだと思うのですが、
世界にも私が知らないだけできっとこういう一般庶民文化があるんでしょうねー。


014:煮 (行方祐美 さん)
ふっとりと茄子横たわる含め煮の大鉢のあり帰り来たれよ

結句にやられました。帰り来たれよ。そう、あなたのためにふっとりとした茄子を煮たんです。
帰ってきてよ、と甘ったるく言うんじゃなく、帰り来たれよ。大上段。いいですねー


014:煮(磯野カヅオさん)
神寿くやメッキは剥がさるるために煮え湯は飲まさるるためにあり

初句、読めなくて辞書ひきました。神様が祝福してくださるということですね。
祝福するためにメッキははがすわ煮え湯は飲ますわ結構厳しい神様ですね。
飲まされるための煮え湯という表現が心に響きました。


014:煮(笹本奈緒さん)
日に焼けた孫とその子を煮たような祖父と素揚げをしたような父

すごい!
たぶんそっくりの3世代がいて、その感動を表わすのにこんな表現があるなんて。
日に焼けてまるまるしたおいしそうな孫と、その子を煮込んでちょっとくたっとした祖父と
素揚げしてより焦げた父さんと、なんて情景が目に浮かびました。
脱帽です。


014:煮(佐藤羽美さん)
菜の花を活けたりおでんを煮てみたり日没前の淡いぬかるみ

春の日没前というのは私もとても好きな時間のひとつで、ピンクとオレンジが混ざったあの
独特の夕焼けの色の中でやることってなんかとても神秘的な気がします。
淡いぬかるみという表現が特別さを表していると思いました。


拙歌
金髪のコックの今日のとっておきやさしい味の鰆の煮こごり

金髪碧眼のコックですが和食洋食何でもござれ。頼まれたものを作ってくれる…なんて人が
そばにいるといいんですけどね…

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