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August 19, 2009

037:藤のお歌

今日は037:藤のお歌です。

藤について一番印象に残っているのは、
「藤見に行こう」と提案した先輩の言葉です。

なんで藤?と思ったのですが、点字サークルの晴眼者として、先輩は春の新入生歓迎コンパにそこらへんにたくさん咲いてる桜ではなく、においの強い藤を提案したのです。

桜のにおいはあまりしないが、藤ならとてもいい香りがする。だから全盲でも弱視でも花が見えないあるいは見えにくくてもにおいで酔える…と。

ああ、こういうものの見方をできる人になりたいなあ、と思いました。

037:藤 (さかいたつろうさん)
藤吉郎みたいになれないけどせめて君の靴をきちんとそろえる

藤吉郎のように懐に入れておくことまではできないが、そろえることはできる…懐に入れるは、本当に殿のことが好きだからでないとダメだと思うんです。好きで、憧れて、自分の出世のとっかかりになるにせよそれをわかってくれる人だと惚れこんで…なので、君はそういう相手じゃない。好きだからすきって伝えたいけれど惚れこんでいるわけでもない…という微妙な距離なのかなあなんて思いました。


037:藤(中村成志さん)
唐突に風は鳴りやみ藤棚の花房たちがほっとうつむく

風が吹きやむんじゃなくって鳴りやむんですよね。藤の花たちがわさわさかさかさ言っていたのが鳴りやみ、ほうっとうつむいている…美しい情景です。


037:藤(月下  桜さん)
山笑う藤の色香が満ちている細胞すべてに春ゆきわたる

春の山藤は本当にすごいですよね。こんなところに藤があったのか!と思わせてくれるほどたくさん。春の山は山が揺れて湧き出てみてるだけでわくわくしちゃいますけれど、その感動がこんな風に表せられていてすごいなあと思いました。

拙歌
青から藍藤の色へと切れ目なく海は続けり夕日抱くため

海に沈む夕日は美しい。西側に海がある地方に住んだことがないので、なかなか海に沈む夕陽を見るチャンスがないのですが、ないだけに大好きなのです。

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