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August 31, 2009

081:早のお歌

今日は081:早のお歌から。


081:早(うたまろさん)
心臓がぼやぼやするなと駆り立てる 早くするんだ 恋が待ってる

恋が待ってるんですね!あと少しで好きになりそう。恋に落ちそう。迷ってる場合じゃない、と心臓が後押ししてくれたわけですね。結句にやられました。


081:早(羽うさぎさん)
泣けるほど空が青いね こんな日は紙ヒコーキの早退届

晴れ渡る青空。漂う雲。そんな日に限ってオフィスに缶詰…やってられませんね。さっさと早退してしまえばいいわけです。それを、紙ヒコーキで飛ばしてやるというのが何とも爽快です。ただ単純にさっさと帰りたいだけでない、早退届を紙ヒコーキで、というところがすごいなあと思いました。

拙歌
空は雨日の暮れるのが早い日はきみの隣で日誌を書こう

雨の日の日暮れって早くてなんか残念だけど、きみの隣で日誌を書く理由にもなったりするから悪くないなあ…
という関係だったらいいなあ。

August 29, 2009

075:おまけのお歌

今日は075:おまけのお歌です。
食玩のおまけのお歌が結構多くて、これを考え付いた人は本当にすごいと改めて思いました。

075:おまけ(迦里迦さん)
関空発飛行機のライト老眼に星薄きわが夜空のおまけ

夜空に星があまり見えないけれど飛行機のライトがきれいに見える、というのは感動なのでしょうか。
星が見えるのは一番いいけれど、でもそれが見えなくなったらせめてきれいな飛行機たちのライトでも。


075:おまけ (新井蜜さん)
金魚鉢に金魚のいない理髪店おまけにくれた十円硬貨

上の句でとても切なくなりました。かつては金魚が泳いでいたろう金魚鉢がほこりをかぶって、シャッター街にぽつんと残った理髪店を想像しました。小さな子が髪を切りに行くと、おまけだよ、と10円くれるんだけど…。
私の実家の近所にも似たような理髪店があります。帰省した時に私の髪を切ってくれていたおじさんの頭はやけに白かったし腰はまがってたし、かつてジャンプが並べてあった棚にはもう何も入っていなかったけど、まだ理髪店は続いてました。切ない。

075:おまけ(木下一さん)
ごめんなさい本音は君がおまけですメインは君のパンティなんです

パンティの大御所のお歌ですが、もうここまで来るとすごいですね。君がおまけで、君が履いているパンツのほうが好きだと…こうあっけらかんと宣言されるとはあ、と納得してしまいそうなところがすごい。
ずっと一貫してパンティパンティと詠まれていますが、その積み重ねがあってこのお歌を読むとああもうすごい、と思います。

拙歌
札付きのワルでおまけに二児の母血縁のない我を娘(こ)と呼ぶ

村一番の札付きのワルだった彼女が村を飛び出して、帰ってきたと思ったら見知らぬ子を二人連れていた…生んだのではなく拾ったのだと。決して豊かではない暮らしで二人の子供を育て上げた彼女は血縁がないことも関係なく、その子供たちを娘と呼び、そして…
本当にすごいなあと思うエピソードですが、うまく詠めないなあ。

August 28, 2009

074:肩のお歌

少し間が空きました。
久しぶりに仕事に出て、すごく楽しい時間を過ごしていました。
助けてくれた家族のみんなありがとう。
仕事をして「ありがとう」と言われるのはやっぱり醍醐味です。
来てくれた人の役に立てたのなら本望です。

さて、今日は074:肩のお歌です。
色っぽい肩も多い中、びびびときた二つのお歌を読ませていただきます。


074:肩(西中眞二郎さん)
肩甲骨左右に順次上下して夏の母親乳母車押す

乳母車を押しているお母さんの様子が「夏の」母親ということでありありと想像できます。
そうそう、夏は暑くてしんどいので、普通に乳母車押すのではなく肩甲骨が上下するくらい一生懸命押しているんですよね。よく見かける風景ですが、「左右に順次上下して」とさらりとまとめたところが脱帽です。


074:肩(理阿弥さん)
吾が胸をひとりで抱く態(なり)をして肩の後ろの寂し毛を抜く

ひとりで抱きしめてみるんですね。自分を。で、その言い訳として肩の後ろの寂し毛を抜いている…と感じました。
とにかく抱きしめてほしいんだけどそれはかなわないから自分で抱いてみる…と自分て何やってんだと悲しくなってくるので、主目的は「毛を抜く」ことだと言い聞かせてみたり。
たぶんほんとは寂し毛を抜いてる最中これって抱きしめてるみたいだ!と思われた感動かな…と思ったのですが。

拙歌
「助けて」と言えば誰かが苦しむと肩をまるめてきみはつぶやく

最初きみは「助けて」と大声で叫べたのに、その「助けて」に「助けるぞ」と言ってくれた人が傷付いたのを見たきみはもう「助けて」とは言えなくなっていた…というエピソードに泣けて仕方ありませんでした。
「助けて」ほしくてたまらないのに、自分が我慢することで苦しむ人がいなくなれば…と。
ほんとにつよい子です。

August 21, 2009

069:隅のお歌

今日は069:隅のお歌です。
隅っこが好きなことは子供のころから変わらないのですが、そういえば超ゲーム音痴&方向音痴の友達が、何を間違ったかドラクエをプレイしたときに隅から隅まで歩いて行って、スライムばかりと戦っていたけどそれなりに
レベルを上げたため、ラスボスはえらい簡単に倒せたと言っていたことを思い出しました。


069:隅(jonnyさん)
ため息をひとつついたら部屋中の隅から僕も僕もと僕が

このやるせない状況、そうそうそうそう、と思いました。
ため息をついたら次は「どうしたの?」を期待するのに、そんなこと言ってくれる人はどこにもいなくて、僕も僕もと次から次へと湧いてくるんですよね。
ため息をつくと幸せが逃げていくというけれど、「ため息もつきたくなるよねえ」と共感してくれるだれかまたは自分がいれば、どんなにか楽でしょうか。


069:隅(伊藤夏人さん)
隅っこでいじけないでよ僕よりも優しい鬼に見つかりますよ

いじいじしてると鬼が寄ってくるんでしょうか。でも僕よりも優しい鬼だったらそれはそれでいいような気がしますが、きっとそう呼びかけられる人にはよくないことなんでしょう。相手が自分を好きだというゆるぎない自信のもとに詠まれたお歌のように思います。

拙歌
この船のスクリュー一つこの海を隅から隅までかき混ぜるんだ

海を隅から隅まで航海するようなでっかい男についていきたいです。

August 20, 2009

053:妊娠のお歌

今日は053:妊娠のお歌です。

妊娠というと経験したことない人には全く想像できないし、経験したことある人は実話に基づきすぎてなかなか客観的に詠めない難しいお題だなーなんて思ってました。
でもやっぱりよの歌人はいろんな切り口を持ってますね。すごいなあ。

053:妊娠(ジテンふみおさん)
フォント5の桃色文字で昨日から妊娠したと顔に書いてる

そらもう嬉しかったでしょうね!フォントは5、色は桃色!しあわせですvvvvvvと書いてあるんですね。
そんな幸せな妊娠、周りにも幸せをプレゼントしてほしいものです。


053:妊娠(こうめさん)
我知らぬ世界はやさしい 妊娠を経てゆっくりとしゃべる友達

妊娠している間の友達のことを知らないけれど、妊娠して、多分出産した後に友達に再開したら、しゃべり方がゆっくりとなっていたんですね。俵さんも「木馬の時間」と表現してますが、子供の時間ってゆっくりで、ゆっくりで、ゆっくりになるんですよね。それがやさしいと感じられる、親子はうまくいっててお友達は幸せなんだろうな、って思います。


053:妊娠(龍庵さん)
まだ遠い台風の位置聞くような気持ちで知った君の妊娠

男の人にとっては妊娠は他人事。妻の腹の中で何が起きてるかなんて想像すらできないものですよね。
それを「まだ遠い台風の位置」とものすごく共感できる距離感で表現できる感性に脱帽です。


拙歌
妊娠の月日をはるかに超えて居るまだ見ぬ母より目の前の母

なかなかこの感動を詠むのは難しい。産みの母が自分を妊娠していた月日なんてとっくに超えて自分と一緒にいてくれるのがこの目の前にいる育ての母だ…というのをもっともっと強く歌いたいのですが。


August 19, 2009

037:藤のお歌

今日は037:藤のお歌です。

藤について一番印象に残っているのは、
「藤見に行こう」と提案した先輩の言葉です。

なんで藤?と思ったのですが、点字サークルの晴眼者として、先輩は春の新入生歓迎コンパにそこらへんにたくさん咲いてる桜ではなく、においの強い藤を提案したのです。

桜のにおいはあまりしないが、藤ならとてもいい香りがする。だから全盲でも弱視でも花が見えないあるいは見えにくくてもにおいで酔える…と。

ああ、こういうものの見方をできる人になりたいなあ、と思いました。

037:藤 (さかいたつろうさん)
藤吉郎みたいになれないけどせめて君の靴をきちんとそろえる

藤吉郎のように懐に入れておくことまではできないが、そろえることはできる…懐に入れるは、本当に殿のことが好きだからでないとダメだと思うんです。好きで、憧れて、自分の出世のとっかかりになるにせよそれをわかってくれる人だと惚れこんで…なので、君はそういう相手じゃない。好きだからすきって伝えたいけれど惚れこんでいるわけでもない…という微妙な距離なのかなあなんて思いました。


037:藤(中村成志さん)
唐突に風は鳴りやみ藤棚の花房たちがほっとうつむく

風が吹きやむんじゃなくって鳴りやむんですよね。藤の花たちがわさわさかさかさ言っていたのが鳴りやみ、ほうっとうつむいている…美しい情景です。


037:藤(月下  桜さん)
山笑う藤の色香が満ちている細胞すべてに春ゆきわたる

春の山藤は本当にすごいですよね。こんなところに藤があったのか!と思わせてくれるほどたくさん。春の山は山が揺れて湧き出てみてるだけでわくわくしちゃいますけれど、その感動がこんな風に表せられていてすごいなあと思いました。

拙歌
青から藍藤の色へと切れ目なく海は続けり夕日抱くため

海に沈む夕日は美しい。西側に海がある地方に住んだことがないので、なかなか海に沈む夕陽を見るチャンスがないのですが、ないだけに大好きなのです。

August 18, 2009

023:シャツのお歌

今日は023:シャツのお歌から。


023:シャツ(みずきさん)
少しシャツ縮むあしたの身の丈を測らぬままに母は逝きたる

あしたの身の丈を測らないまま今日お母さまは逝ってしまわれたのですね。
なんでも明日できると思っていたらそうではないわけで。
私の一番好きな歌

寮の部屋服もコップも洗面器も明日も生きるため置かれてある(美船弘子さん)

を思い出しました。


023:シャツ(七五三ひなさん)
   会社とは吾の力が通じないYシャツの君を束縛する場所

ああそうなんです!そうですよね。「仕事があるから」「会社だから」と言われると何にも言い返せなくなっちゃう。
…はずなんですが、これが通じない人に一人だけであったことがあります。
「仕事だから仕方ないだろう」
「はあ?仕事どうして終わらせられんの。何のために定時があると思ってんの」
「…私一人努力して終わらないから遅くなってるの」
「なんで?自分の仕事したらさっさと帰ってくればいいじゃん」
「社員がバイトより早く帰れるわけないだろ」
「そんな無能なバイト辞めさせろ」
…延々延々
後で判明したことですが、その人の一族郎党みんな職人で、会社勤めをしたことなかった人たちばかりなので、(しかも誰かに使われる職人ではなく、独立した職人ばっかりなので俺がルールの人ばっかり)会社のしがらみは到底理解できなかったということでした。

などと私に文句言いまくっていた同居人は、今は「仕事だから帰れない」などと立派にほざいています。

023:シャツ(あみーさん)
ああ俺はしわっくっちゃのシャツだけど着る奴くらい選ばせてくれ

そうですね、自分がしわくちゃなことくらい自覚しているけれど、着るやつのことを選ばせてほしいですね。
そういう気概はずっと持っていたいものです。


023:シャツ(おっさん)
Tシャツの背中に透けて見えるのは青年たちのゴールテープだ

ああ、青春の歌という感じでとてもいいですね。
ゴールテープが背中にあるということは、ゴールテープを切ったんですね。
それぞれの自分のゴールを、駆け抜けていった人たちの背中ってとてもかっこイイ。


拙歌
「Tシャツのデザイナーです」「元気になる服を作って生きています」

元気になる服を着て元気になりたいなー。

August 17, 2009

021:くちばしのお歌

今日は021:くちばしのお歌です。
くちびるとくちばしの対比やくちばしるという使い方も多くみられるお題ですね。
私には切り取れない視点ばかりで勉強になります。


021:くちばし(O.F.さん)
あの人の無害にみえるくちばしはフリーズドライ雨でもどるの

無害に見えるのにフリーズドライだったんですね!雨が降る日は近付いちゃダメなんですね!
すごいなあ、フリーズドライという言葉をここに入れるセンス…!うらやましいです。


021:くちばし(南 葦太さん)
空を飛ぶための羽より地べたから歌を囀るためのくちばし

空を飛ぶための羽にあこがれがちな私ですが、地面の中から歌をみつけるために
くちばしを使うんですね。
夢とか愛を見つけるんじゃなく、歌を見つけるためにくちばしを使う、という視点に
脱帽しました。

拙歌:
くちばしでつまんだような髪型の寝起きのきみのとなりにいる我

August 16, 2009

015:型のお歌

間があきました。

毎年恒例盆暮れの帰省で四国に帰っていました。
同居人のおばあ様の90歳のお誕生日もお祝いできたし、
水が出て困ってるときにちょうど一緒にいられたし、
よかったよかった。

今日は015:型のお歌です。

015:型 (穴井苑子さん)
型どおりすませるために双方がマニュアルを手に汗をかいてる

そうそうそうなんです。とりあえずの仕事を適当に終わらせるため、お互いマニュアルを持って
一応汗はかいて努力をみせてそれなりに終わるんです。


015:型(笹本奈緒さん)
来なきゃいい夜中のバスを冬型の気圧配置の隅で待ってる

寒いでしょうね。このままバスが来ちゃったらお別れしなくちゃいけないので来てほしくない。
っていいたいんだけどそういうわけにもいかない。
隅で、という言葉がより寒さを表していると思います。


015:型(こゆり) (おかっぱ短歌)
そらさずに見てるマカロン僕の右腕にあるのとおんなじ歯型

右腕をかまれた跡が痛いのでしょうか。うれしいのでしょうか。
マカロンを食べるとなると大人の女性が思い描かれますが、おなじ歯型という発見が素晴らしいと思います。


015:型(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
原型をとどめないほど顔中に嫌い嫌いがあふれる地下鉄

もうこれはそうだと脱帽です。
その通りです。地下鉄に乗ってる顔って浮き浮きして楽しい顔がイメージできないのってなんででしょう。
仕事に行く時の人の顔って嫌だ嫌だがほとんどのような気がするのってなんででしょう。
この思いをこの言葉に収めた手腕がすごいと思います。

毎度毎度勝手なことばかりですみません。


拙歌

さあ行こう!麦わら帽子のつばあげて模型飛行機じゃ飛び越せない海

August 06, 2009

014:煮のお歌

今日は014煮のお歌です。
煮物系か煮えたぎる心系かと思いましたがどっこいそれ以外の視点もたくさんあり、
いやはやすごいなとあ思う次第です。

関係ないですけど、こうやってブログという手軽な表現手段ができて、たくさんの「有名ブロガー」さんって
出てきましたよね。
たぶん、清少納言や兼好法師も今の世に生まれていれば有名ブロガーの一人のような気がするんです。
日記がずいぶんオモシロイだなんて!(罰当たりな)(つーか普通にちゃんと作家さんになってるよきっと)

日本人って万葉集の時代から一般庶民の表現力が大したもんだと思うのですが、
世界にも私が知らないだけできっとこういう一般庶民文化があるんでしょうねー。


014:煮 (行方祐美 さん)
ふっとりと茄子横たわる含め煮の大鉢のあり帰り来たれよ

結句にやられました。帰り来たれよ。そう、あなたのためにふっとりとした茄子を煮たんです。
帰ってきてよ、と甘ったるく言うんじゃなく、帰り来たれよ。大上段。いいですねー


014:煮(磯野カヅオさん)
神寿くやメッキは剥がさるるために煮え湯は飲まさるるためにあり

初句、読めなくて辞書ひきました。神様が祝福してくださるということですね。
祝福するためにメッキははがすわ煮え湯は飲ますわ結構厳しい神様ですね。
飲まされるための煮え湯という表現が心に響きました。


014:煮(笹本奈緒さん)
日に焼けた孫とその子を煮たような祖父と素揚げをしたような父

すごい!
たぶんそっくりの3世代がいて、その感動を表わすのにこんな表現があるなんて。
日に焼けてまるまるしたおいしそうな孫と、その子を煮込んでちょっとくたっとした祖父と
素揚げしてより焦げた父さんと、なんて情景が目に浮かびました。
脱帽です。


014:煮(佐藤羽美さん)
菜の花を活けたりおでんを煮てみたり日没前の淡いぬかるみ

春の日没前というのは私もとても好きな時間のひとつで、ピンクとオレンジが混ざったあの
独特の夕焼けの色の中でやることってなんかとても神秘的な気がします。
淡いぬかるみという表現が特別さを表していると思いました。


拙歌
金髪のコックの今日のとっておきやさしい味の鰆の煮こごり

金髪碧眼のコックですが和食洋食何でもござれ。頼まれたものを作ってくれる…なんて人が
そばにいるといいんですけどね…

August 05, 2009

009:ふわふわのお歌

今日は009ふわふわからです。
やっぱりなんだかあたたかい感じがするんですが、そうでない切り口のお歌も多く、
いろんなふわふわが世の中にあるなあと思いました。


009:ふわふわ(岡本雅哉さん)
好きすぎたわたしは強く抱きすぎたもうふわふわはふわふわじゃない

好きすぎたという表現にびびっときました。強く抱きすぎるほど好きすぎて結局失ってしまったのでしょうか。


009:ふわふわ (若崎しおりさん)
  夜道には気をつけないとふわふわが足の先からのぼってくるよ  

気をつけるものが一体何かと思うと「ふわふわ」でしかもそれが足の先からのぼってくるとは!
ふわふわしたものは確かに夜道では得体のしれない恐怖を覚えますね。
こういう視点をお持ちということを羨望します。


009:ふわふわ(村上はじめさん)
ふわふわでチーズがたっぷりオムレツがうまくできたよ今日は良い日だ

そうですよね!ふわふわのオムレツってそれだけで幸せな気分になれますよね。
そんないいオムレツ焼けたら良い日になるって確信できますねー。


拙歌
目聡いね下向きたい日のふわふわのクリーム乗ったケーキ一切れ

下向きたいなーと思った日に黙ってふわふわのクリーム乗ったケーキを一切れ出してくれる
コックがいてくれたらなー。

August 04, 2009

004:ひだまりのお歌

そろそろ読むほうをはじめようかと思いまして好き勝手な順番で読ませていただこうかと思います。
ご挨拶には伺わず一人で勝手に読ませてください。


004:ひだまり(空色ぴりかさん)
俺はもうそう決めたのだじりじりと位置をかえゆくひだまりのなかで

ひだまりというとのほほんとしたイメージのお歌が多い中、のほほんを逆手にとって、
決意の強さを表しているこのお歌、すごいなあと思いました。


004:ひだまり(新田瑛さん)
アパートに帰ってみるとテーブルに見覚えのないひだまりがある

少しせつないひだまりですよね。幸せがいっぱいののほほんひだまりもたくさんありますが
そうでないなんか見るだけで切なくなってしまうようなひだまりが世の中にはあるんだと
改めて思い起こさせてくださいました。


004:ひだまり (穴井苑子さん)
ひだまりをこの印籠にとじこめていざというときぽかぽかさせる

いいですね!いざというときにぽかぽかさせてほしいものです。
それが印籠という言葉に集約されていて…いやはや、脱帽のお歌です。


004:ひだまり(橘 みちよさん)
われを見るひとみな瞳やさしかりき幼年期とはひだまりの舟

そうですよね、そうなんですよね。子供に対してはとても優しい暖かい瞳が
多いという感動は多くの人が持ってると思うのですが、それをこの31字にさらりと
集約してしまうすごさ。下の句のひだまりの舟、という言葉がそれを表わしていて…
本当にすごいお歌だと思います。


2009題詠blog004:ひだまり(はづき生さん)
ひだまりのような家庭にすることを陽射しのように強制される

世の中はそういうものですよね。ひだまりのような家庭が理想なのは当然ですが、
そうしたいのもやまやまですが、強制されるものではないだろう、と。
陽射しのように強制しておきながら、こちらにはひだまりをもとめるひとの
なんと多いことか。


004:ひだまり (龍庵さん)
ひだまりにネズミはいない確率で君に悪意はないと信じる

すごい信頼ですね。ひだまりにネズミは似合わない…君をほぼ全面的に
信頼している比喩がすごいなあと思いました。

拙歌
ぎらぎらといつでも熱い まだ要らぬひだまりのようなやわらかさとか

ぎらぎらといつでも熱い まだ要らぬひだまりのようなやわらかさなど

上下どっちがいいかなと思って結局上の歌にしましたが。


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