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September 30, 2009

062:坂のお歌

今日は062:坂のお歌です。

友人たちが出産ラッシュです。
今朝も一人パパになったと喜んでました。
新しい命が産まれるって本当に幸せなことですね。


062:坂(梅田啓子さん)
二の腕のみづみづとして若き母 坂の上から子を呼びてをり

若いお母さんの二の腕ってたとえようもないハリがある気がします。
坂の上から子供を呼んでるんですね。寄り道三昧、いうこときく気ナッシングの子供の様子がかわいらしく思い浮かびます。


拙歌
きみの手をにぎって走る緑陰がまだらの坂道こんなにゆるやか

きみと手を握ってたらどんな苦労も苦労じゃないよ、と詠み込みたいのですがなかなか…

September 27, 2009

059:済のお歌

今日は059:済のお歌です。

庭の草取りをしていると、この時期最後の蚊たちがものすごい勢いで群がってきました。
がんばってるなーなんて思うのですが頑張ってもらっても困ります。

059:済(羽うさぎさん)
あいさつは済んだ荷物は片づいた他人のふりの部屋はしずかだ

引越しの荷物が全部出た後の部屋って自分の部屋なのに他人行儀ですよね。
つい最近までここで生活していた自分の空間が、自分のものでなくなることがえらい他人行儀に感じる…
という感慨が、結句に集約されている気がして、すごいお歌だ、と頭が下がりました。

059:済(音波さん)
このぐらい織り込み済みの雨雲だ 蹴散らしながらまっすぐにゆけ!

このお歌大好きです!まっすぐにゆくんです。まっすぐに行ってくれ!
織り込み済みの雨なんかにひるんでてどうする。蹴散らして前へ前へと進んでいくんだ!
済みでこんなにものすごい前向きのお歌を詠めるなんて脱帽です。


059:済(すいこさん)
パウダーシュガーのタンカー突破する赤道直下の経済水域

経済水域を突破という切り口がすごいなと思いました。パウダーシュガーが満載のタンカーということは積み荷がまっ白白の雪みたいなものですよね。それで赤道直下を航行していく、という色の対称がとても美しいと思います。

拙歌
「トラウマ」と私の経験決めないで解決済みの身の上話

他人が聞いたらかわいそうな身の上でも自分で解決できたんだからそれはトラウマになんてなってないわよ…
と力強く言える魅力が彼女にはあると思います。
すごい好きだ。

September 22, 2009

051:言い訳のお歌

世間一般はシルバーウイークですが、そんなのはどこの話でしょう、という感じです。こんにちは。

同居人が庭にブランコを作りました。とってもとっても楽しいです!
問題はロープブランコなので、私の体重で伸びるのびる…とほほほほ。

今日は051:言い訳のお歌です。
マイナスイメージの強いお歌が多い中で、プラスのイメージを持つお歌がきらりと光って惹かれました。


051:言い訳(みつきさん)
言い訳もフォローもしない君といる 正直過ぎて割と傷つく

潔くってさっぱりしてるんだけど、正直すぎる人なんですよね。仕事するにはベストでしょうが、一緒にいるとなると傷つくことって結構ありますよね。言い訳って潤滑油だなあ、と時々思います。嘘も方便みたいな。


051:言い訳(ことりさん)
しんみりと小犬の言い訳を聞いた箱の中に神様が居たんだって

「だってさ、あのさ、えとさ、子犬がさ、段ボールに入っててさ、見てたらさ、あのさ、神様が入っていたの!」
腕組みをして仁王立ちのお母さんに必死に立ち向かう小さな子。たどたどしい言い訳。
きっと神様は段ボールじゃなくってきみの心の中に入っていたんだよ。


051:言い訳(野州さん)
開店の祝ひのタオル渡されて言ひ訳の多い料理店を出る

あるあるあるある!開店直後のレストラン!「なにぶん不慣れなものでして…」そんなん言われんでもわかってるって!この言い訳は聞きたくないものですね。言い訳せずに誤ってもらえれば、通おうかなあなんて思えるのにね。


051:言い訳(ちょろ玉さん)
言い訳はしなくていいよ 好きだからあたしの鉛筆とったんでしょう

こうやってさらりと流せる心意気。いいもんです。鉛筆とったほうも面喰らいそうですね。本当に好きならきっともっと好きになったでしょうし、ただのいたずらならもう手出しできなくなるでしょう。すばらしい!


拙歌
「心配だ」と素直に言えばいいものをしどろもどろと言い訳をする

「心配」なんて死んでも口に出せん!けど心配でたまらない…どうしたらあのアホが無事に帰ってこられるか、どういえばそれが伝わるだろうか…大事でたまらないのに、大事だなんて口が裂けても言えないひねくれ者は、しどろもどろと言い訳しててください。


September 18, 2009

022:職のお歌

今日は「職」のお歌です。

家の中に枯れ葉、落ち葉、ネコじゃらし、萩、どんぐり等々があふれかえる季節になりました。
同居人は「秋が家の中に入りこんどる」というてました。詩人め。

玄関にどんぐり3つ並べられ秋が我が家に侵入している


022:職(わたつみいさなさん)
職業は寂し狩りだと言うのです両手いっぱい花束もって

寂しさを狩りとってくれるんですね!代わりに花束くれるんですね!!
そんな職業の人、言葉巧みなホストだとしても会ってみたいものです。
でも人の寂しさを狩ってばかりいると自分が寂しがりになっちゃいそうですね。


022:職(笹本奈緒さん)
脳内で私を決めるわたしたち今すぐみんな総辞職して 

ああ、本当に総辞職してほしいものです。私という入れ物の中にいろいろなわたしが入っていて、それぞれがわたしだわたしだと主張しあうものですから、私のコントロールがどんどん利かなくなっていったりするんですよね。
うだうだ下らん主張するならまず辞職して頭を冷やして出なおして来い!と思います。


拙歌
聖職者にはわからない行き先を自分で全部決める自由は

海賊は自由で、行き先も今日何するかもぜーーんぶ自分で決められる。
それがうれしくてたまらない男についていきたいなあ。

September 14, 2009

007:ランチのお歌

少し間があきましたね。
今日はランチのお歌です。

ひとりで食べる分にはどんな餌のようなものでもいいんですが、誰かに食べさせるとなると俄然張り切りたくなりますね。


007:ランチ(笹本奈緒さん)
いまランチタイムの国はどこだろう 深夜ラジオはどこも演歌だ

深夜にふと思うんですね。世界中できっとランチタイムはくるくるまわっていて。今は演歌ばかり聞こえている時間だけれど、明るい光の下の国もあるんですよね。
深夜や早朝ラジオは長距離トラックの運ちゃんがよく聞くから演歌だってききました。


007:ランチ(ワンコ山田さん)
薬局の白衣の人のやわらかに「二錠、ランチの余韻に」と春

なんて気の利いた薬剤師さんでしょう!「食後に二錠」とか言われるよりよっぽど守りたくなりますね。
たぶん、少し言い方は違ったんでしょうけれど、それをこんなにスマートにお歌にしてしまう、すごいことだとおもいました。


007:ランチ(佐藤羽美さん)
ホコサキさん違いますからとりあえず桜の下でランチにしましょう

「ホコサキさん」がいいです!とってもいい!!ほんとまいりました。
ホコサキさんはきっと怒り狂っているんでしょうけど、何を言っても聞く耳持たない状態なんでしょうけど、とりあえず桜の下まで呼びこんで、ランチしている間に誤解は解けそうな気がします。


拙歌
海に出た!お腹とハートに栄養をランチクロスをぱっと広げて

ぱっとひろげてしゃっとおいしいものを食べさせてほしいなあ…

September 07, 2009

9月4日は

私の最も尊敬する人の命日でした。

毎年毎年毎年言っていますが、少しでも近づけるようになれればいいなあ。
常に相手のためを思った人だから、私がそんな風になれないからきっと憧れるんだろうなあ。

亡くなってからずいぶん経ち、同じ境遇の方も鬼籍に入る人が増え、複雑な思いですが。

一度は広島へ行って、猫田記念体育館のメモリアルスペースを訪ねてみたいものです。

September 03, 2009

093:鼻のお歌

今日は093:鼻のお歌です。
難しいお題だと思ったのですが、いいお歌がたくさん!

093:鼻(森山あかりさん)
花合わせせがむと母は鼻をつけ笑った遊ぶゆとりはなくて

お母さんに遊んでほしかったけど、お母さんは忙しくて鼻をくっつけてくれただけだったんですね。でも鼻をくっつけてくれただけでもきっととってもとっても嬉しかったでしょうね。忙しくても何とか子供の思いにこたえられるこんなやさしいお母さんになりたいものです。


093:鼻 行方祐美さん
鼻濁音たっぷり含む曇り天われは君より心が薄し

曇天だと鼻濁音がふってくるかのようにんがんがいう感じなのでしょうか。君はきっと曇天に何かを感じ、歌を詠んだり心の動きを吐き出したりできるだろうのに、自分は感じない、心が薄い、と思っているのかも知れません。

093:鼻(伊藤夏人さん)
鼻息を感じる程に近付けたそこで一気に行くべきだった

行くべきでしたね。そこでそのまま。
後になってそんなチャンスは二度とない、と思うんですよね。相手の方もきっとそこまで来て何にもなかったんだからと落胆したんじゃないでしょうか。

拙歌
夢語るときは勿論夢を聞くときにも鼻をふくらますきみ

自分の夢を語るときは大興奮。他人の夢を聞く時にも大興奮。
そんな男が大好きです。


mixiの題詠応援団で、この歌をたくさんの方に読んでいただきました。とっても嬉しかったです。
そしてやはり、歌は公開した瞬間からたくさんのイメージを広げられることができるんだ、ってすごいなあ、って思いました。

September 02, 2009

087:気分のお歌

今日は気分のお歌です。
マイナスの気分も多いのですが、きらりと光るプラス気分もあって、読むっていいなあと思いました。

最近読んだ本に「マイナスの気持ちも受け止める」とあり、それは大変ごもっともだと思いました。
まだまだマイナス気分に「どっかいけ」と言ってしまいがちですが、よしよししてやれることも多くなりました。

しょうもないことで怒る私という私をとりあえず認めて、そのしょうもないことで怒ることにイライラする私もとりあえず認めて、さささと気分転換できるように少しずつなった気がします。気がするだけで、結局当たり散らされている家族には申し訳ないのですが…

087:気分(ジテンふみおさん)
不覚にも飲み込みかけたのど飴を戻せた気分きみありがとう

これってすごいことですよね。なんかふいにきっときみが解決してくれたんですよね。思いもよらないところから期待していなかった結果が返ってきて、すごいラッキーみたいな。飲み込みかけたのど飴を戻せた気分、という比喩が秀逸だと思います。


拙歌
贈るあてのない花買った母の日は陽気な歌だけ聞きたい気分

ふさぎこむことはきっと母が望んではいなかっただろう。と思える強い人だから余計好き。

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